09/09/29 23:05:35
70年代後半に、歌謡曲VSニューミュージックみたいな図式が出来てたのは確かだけど、
宇崎や吉田拓郎なんかは歌謡曲の枠組みの中で歌謡曲を革新したという感じだろうし、
さだまさしやアリスは音楽的には歌謡曲以上の保守反動だった。
ニューミュージックなんて当時、歌謡界にまで進出してきたシンガーソングライターの総称であって、
全員が革新的なことをしていたわけではない。
聖子は曲的には一応「ニューミュージック」側に分類されるのだろうが、
アイドルとしてはベタなカワイコちゃん系に先祖返りした的な捉えられ方だったと思う。
百恵がアイドルのイメージを革新したのに対して、また元に戻しやがった、みたいな。
当時から、ベタなアイドルを演じてるかのような態度というのはみんな感じ取っていたからこそ、
「ブリッコ」と言われたんだよな。実はそのことが80年代的な新しさだったのではないか。
後にキョンキョンが秋元康の肝入りで「なんてったってアイドル」というのを前面に打ち出してくる。
ベタをメタに変換するという感じね。これがいわゆる80年代ポストモダン。