09/10/21 18:40:58
このころの歌詞はわざと変わった漢字をあてるのが普通だった。
ストレートに「悲しい」とか書くと、小学生みたいに思われたからね。
(と作詞家は思っていたみたいだ)
「思い出」の代わりに「(琥珀色の)想い出」とか。「ひまわりの丘」でも
「覚えている」を「憶えている」とか。
だから「哀しい」は「哀悼」の意味ではないと思う。
岡田有希子の「哀しい予感」は決して亡くなった人を思う歌ではない。
タイトルを後に吉本ばなながパクっていたが。
また「あなたを失うことをこわがっていた」ではなく、
「あなたの愛を失うことをこわがっていた」んだから、
彼はまだ生きてるんじゃないの?
またこの頃のアイドルは死をテーマにしたり、
恋人が死んじゃった歌なんて無理だったよ。恋人ではないが、
チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」だって、
「仲間がバイクで死んだのさ」のところは
わざとらしいくらい悲しげな伴奏だった。
「ひまわりの丘」を彼が亡くなった歌とするはの
最近の「千の風になって」とかに影響されすぎだと思う。
アッシはやはり、「レモネードの夏」(「私」は一人でもう一度
彼と一年前に過ごした避暑地を訪れる)とか「レンガの小径」(別れた後に
引っ越した彼の家を訪れる。しかし河合その子が後にすごく切なく
歌っている。それこそ彼が死んじゃったみたいな)と同様、
恋愛関係が終わったあとの歌だと考えたいね。
バスの時刻表を調べるのは家に帰るため、
その時ふざけて背中から抱きついて、彼の髪からリキッドの香りがした。
寝顔にキスされたのは「Sleeping Beauty」と同じく「眠り姫」のモチーフ。