09/04/16 18:08:54
1973年10月、北公次はフジテレビ系『ボクは女学生 』に主演した。
アイドル俳優がレコードを出すこと珍しくはなかったが、
トップクラスのアイドル歌手の連続ドラマ主演は異例であった。
当時の北公次の人気や才覚への芸能界・テレビ界の高評価の証明である。
(念の為に書くが、当時の認識についてである。本質的な才能等についてではない。)
同じ年、青山孝もNHKのホームドラマ『銀座わが町』に出演した。
1年間続いたドラマで、豪華なキャストが特徴だが、ほとんど話題にはなる事はなかった。
このドラマには事務所の後輩である郷ひろみが、歌手の役でセミレギュラーながら
通年で出演しており、NHKからすれば抱き合わせで青山を押し込まれた形であった。
青山の役は酒屋の小僧で、数話程度の出演であった。
フォーリーブスファンの間では北と人気を二分していたとされる青山だが、
この事例のように、世間やテレビ関係者の認識には大きな開きがあった。
(念の為に書くが、当時の客観的事情についてである。本質的な才覚等についてではない。)
それにしても、1973年はまだフォーリーブはトップアイドルであった。
その看板スターを端役で無理やり出演させた事務所サイドの意向は不可解である。
ベテラン俳優の中で演技の勉強をさせようとしたのであろうか?
尚、ネット上には青山がこのドラマの主題歌を歌唱したかのような記述があるが、
このドラマの主題曲に歌詞はない。劇中で挿入歌として流れた事もない。