07/06/17 22:48:49 iZCvdRMQ
1994年春、2浪目に突入した俺は、とてもじゃないが家族の前でドラマを見られる雰囲気ではなかった。
一色紗英と僕たちのドラマシリーズのファンだったので、このドラマは見たくて見たくてしかたなかったが、結局1話も見ることなく終わってしまった。
その後発売されたノベライズを、駅前のファーストキッチンで上下巻一気に読んだのを覚えている。
そこには自分にはなかった青春があった。
再放送されるときは必ず見る。心に決めてから時間は流れた。
1年が過ぎ、2年を過ぎた頃にはもう再放送は無いだろうと半ばあきらめの気持ちだった。
たった1回きりの放送から13年たった。俺は33歳になる。
今でも時折引っ張り出して読むノベライズは、俺を彼らの仲間として迎えてくれる。
このドラマを目にする日は、多分もう永久に来ないだろう。
それでも俺はこの仲間たちを大切に思っている。