09/07/02 00:10:03
目の前で誰かが転んだとする。
その時に転んだ人間を見て笑うのが子供。
要するに「転んだ」という画しか見ていない。
しかし、年齢を重ね、経験を積んだ大人は、
転んだ人間を見て普通はこう考える。
「もしかしたら足が悪いんじゃないか?」
「誰かが足元を引っ掛けたんじゃないか?」
あるいは
「目が悪いんじゃないか?」
などなど。
つまり、目には見えない背景・あり得る可能性を考える(思いやる)のが大人。
ところが悲しいかな。
いい歳した大人でも「転んだ」という画しか見れない哀れな連中がいる。
そしてその状況を面白おかしく喋くり倒し、
さらには尾ひれ背ひれをくっつけ話を膨らます。
「誰かが足元を引っ掛けたんじゃないか?」
というところへ思考が及ばないだけでも大人としてアレなのに、
実は足を引っ掛けたのは自分(たち)で、
しかも自分(たち)で足を引っ掛けたことの自覚が全くなかったりする、
そんな幼稚な大人もいるから最悪・・・。
想像力の欠如。それに尽きるでしょう。
で、想像力が欠如するのは年齢相応の人生経験を積んでいないから。
年齢相応の人生経験を積めなかったのは、
最初から大人として自立する意識が希薄だから。
要するに誰かに守ってもらって生きることしか考えていないということ。
まぁ、要するに子供ということです。
話はいちばん最初のところへ戻るわけです。