09/09/27 13:37:35 /G4WfKuZ
>>219
接着剤の臭いを嗅ぐと1/144ガンダムの肩に関する悲しい思い出が蘇ってきて困る。
もういいかげん慣れろよと自分に言い聞かせているんだが、毎回儀式みたいになってるから
かえって記憶が強化されてるのかも知れない。
別の臭いだけど、
Mr.カラーの臭いを嗅ぐと父親が塗ってくれたバルディオスの思い出が。
ベストメカコレクションな。300円サイズの。
プラモなんてほとんど作ったこともなかったのに、説明書の写真通りに
ランナーの状態で塗り絵みたいに塗ってくれた。大変だったろうに。
その親父は今軽い認知症なんだが、昔のことはよく覚えているらしく
思い出話をする時は饒舌になって表情も明るくなってくる。
そうなって初めて知ったのだが、あのバルディオスでプラモに興味を持ったらしく、
もともと好きだった航空機のプラモに挑戦していたらしい。米軍や自衛隊の現用機。
話を聞いてみるとF-15やF-104が特にお気に入りで、当時は満足いく出来には作れなかったとか。
ガンプラと戦車しか作ったことのない俺がF-15のキットを買ってしまったのは
そんな話を聞いて「こういう形の親孝行もあるかも」と思ったからだと思う。
まだまだ上級者とは言えないが、こなした数だけはあの頃の父より多い。エアブラシだってある。
何より、いつもと違って大事な人を喜ばせたいという気持ちで臨んでいる。
バルディオスを塗ってくれた時の父の気持ちはもしかしてこんな感じだったんだろうか、と
キャノピーをマスキングしながら思った。