08/08/27 15:58:35 PaKwEuOi
>>103
いろいろ教えていただいてありがとうございます。
おかげさまで今まで謎だったところが大分わかってきました。
>で、その生名の写真を見ると折りたたんであるグレーチングの裏側はかなり白っぽく写っているんです。
>表側はどうだったんでしょうね。
グレーチングの表面が塗装されていたのか、いなかったのかは判断が難しいですね。
戦艦や空母の木甲板が、原則として無塗装であったことや、戦後に撮影された酒匂の防空指揮所のグレーチングが無塗装であったことから、
私は海防艦の砲座も無塗装であったと考えています。
ですから、生名の場合も新造時は、表裏ともに自然の木の色のまま、つまり白っぽかったのだと思います。
ただ、木製部分は直射日光に晒されていたり、海水がかかったりすると、グレー若しくは黒っぽい色に変色するようですね。
私は1/700を作った時にはデッキタンで塗装しましたが、終戦時の状態を再現するなら、少し暗い色で塗った方が良いかもしれませんね。
ちなみに木甲板の色の変化について考察したサイトがありましたので紹介しておきます。
URLリンク(homepage1.nifty.com)
駆逐艦、海防艦のリノリウムについては、戦争末期には廃止されたという説が有力ですが、19年末に建造された春月の写真ではリノリウムが確認できます。同時期竣工の宇久には張られていた可能性が高いですね。
20年3月竣工の志賀についてはもう少し調べてみます。