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2011年5月28日に、大型劇場アニメが全国公開されることが決定した。手塚治虫の名作マンガ『ブッダ』を
映像化する『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』である。
日本を代表するアニメスタジオである東映アニメーションが制作を手掛け、長年手塚治虫の作品に取り組んできた
手塚プロダクションが制作協力する。長い日本アニメの歴史のなかでも、両社が手を組む初めの作品となる。
映画の原作となる『ブッダ』は、仏教の開祖であるシッダールタの生涯を手塚が10年以上にわたり連載をにより、
壮大な規模で描いた。手塚、晩年の傑作である。作品は国内では累計およそ2000万部を発行、さらに英語、仏語、
ポルトガル語、韓国語、中国語、スペイン語、イタリア語に翻訳出版され世界中で読まれ、高く評価されている。
特に米国では、Vertical から発売された翻訳版の1巻、2巻が2004年に、3巻、4巻が2005年にアイズナー賞の
最優秀海外作品賞を受賞している。アイズナー賞は、米国コミックス界の最高峰として知られている。
そうした作品を今回は全3部作として製作する。2011年5月28日に公開される第1部だけで総製作費は10億円になる。
劇場アニメの大型シリーズだ。
第1部ではシャカ国の王子 ゴータマ・シッダールの誕生から思春期までを描く。厳しい階級社会に疑問を抱くようになり、
人を救えるのなら高貴な身分を捨ててもいいと願うシッダールタ。そして、シャカ国に攻め入るコーサラ国軍の指揮をとるのは
最下層の身分から立身出世しようとする勇者チャプラ。二人の出会いが壮大なドラマの幕を切り落とす。
映画の声優陣には、こうした物語に相応しい大物俳優が揃った。ナレーション・チャプラの母を吉永小百合さん、チャプラ役に
堺雅人さん、スッドーダナ王役を観世清和さん、マリッカ姫役を黒谷友香さんが演じる。そして、シッダールタ役を演技派で
知られる吉岡秀隆さんが担当する。
マンガの巨匠として知られる手塚治虫さんが自身のアニメーションを作るため、手塚治虫プロダクション(のちの虫プロ)動画部を
設けたのは1961年である。映画公開となる2011年は、手塚がまさにアニメに乗り出してから50年目となる。
記念すべき年に登場する『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』が、話題の大作映画となりそうだ。
『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』
公式サイト URLリンク(wwws.warnerbros.co.jp)
2011年5月28日全国ロードショー
配給: 東映/ ワーナー・ブラザース映画
引用元:animeanime.jp
URLリンク(animeanime.jp)
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他ソース
コミックナタリー - 手塚治虫「ブッダ」吉永小百合ら豪華キャストで映画化
URLリンク(natalie.mu)
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