10/06/25 20:22:48
ゴンゾ第11期株主総会は2010年6月25日10時から西新宿の新宿喜楓ビル4階で行われた。
出席者は100名弱、株主数4596名に対し890名が20万2006個の議決権を行使した。議長は石川真一郎代表取締役副社長。
冒頭に債務超過と上場廃止のお詫びのあと決算報告、監査報告。その後株主からの質問は22件。質疑を簡単にまとめてみた。
1.【Q】議案にある杉並区への本店移転の件、グラフィニカが移転したことに関係するのか。昨年と話が違うが。
【A】5月にグラフィニカが杉並に移転し、我々もキューテックの杉並の同じビルの1階下のフロアに移転する。
グラフィニカの強化された体制と連携しやすいメリットがある。
2.【Q】今年に入っての制作状況が聞こえてこないが、原点回帰をするにしては制作基盤が揺らいでいないか。
【A】これまで新作品が無いのは事実だが、大型オリジナル中国向け劇場版を制作している。
パートナーの上海メディアグループは東映アニメーションが発表した中国向け「一休さん」と同じメディアグループだ。
もうひとつは国内向けテレビシリーズ1本を制作スタートした。発表時期は先だが、GONZOファンに喜んでもらえると内容だと思うので期待して欲しい。
3.【Q】監査報告で内部監査システムの運用不十分という指摘の具体的な内容は。
【A】法令に違反事実はないが、運用強化については引き続き勧告してゆく。
4.【Q】今後は下請けだけにするのか、元請けをやるのか。
【A】現時点で下請けになっているのは、パートナー企業の要請があり、債務超過の状態ではそのようにしたほうが良いとの判断がある。
今後はタイトル数は絞り込み、毎年確実なタイトルをやりたい。
5.【Q】第11期は黒字化といっても、一部債権者の債務免除によるものだが、事情を聞きたい。
【A】個別の事情があり、回答できない。
6.【Q】株主優待は続けるのか。
【A】確実にやりますのでご期待ください。内容は検討しています。
7.【Q】中国は海賊版リスクがあるから進出しないと言っていたのに方針転換するのか。
【A】中国の政府関係の海賊版対策が厳しくなったきたのを実感して、いまがチャンスだと考えた。
また、日本アニメを排除していた風潮が変化しつつある。数少ないラインを投入するだけの価値が中国市場にはある。
8.【Q】村田蓮爾デザインの新作の噂、ラストエグザイル2の噂は真実か。
【A】ご想像にお任せするしかない。
9.【Q】保有していたコンテンツ版権は手放したのか。
【A】手放したものはない。新作もなく減価償却したので資産が減ったように見える。
10.【Q】石川役員への貸付金は。会社でも作ったのか。
【A】会社を設立したのではなく、個人的な理由につき詳細は言えない。役員報酬から返済している。
(>>2へ続く)