10/04/28 19:37:38
角川グループホールディングスが28日に発表した2010年3月期の連結決算によると、
純利益が14億円の黒字に転換した。前期は52億円の赤字だった。出版事業で多くの
ヒット作に恵まれ、業績改善に貢献した。映像事業、クロスメディア事業はともに減収。
売上高は前期比4%減の1359億円、営業利益は同45%増の51億円、経常利益は
同32%増の53億円だった。
単行本は、「ロスト・シンボル(上)(下)」ダン・ブラウン、「ザ・シークレット」ロンダ・バーン、
「植物図鑑」有川浩、「大阪万博」あずまきよひこ、「モンスターハンター3(トライ) ザ・マスターガイド」
などがヒット。新書は、「差別と日本人」野中広務、辛淑玉、「知らないと恥をかく世界の大問題」池上彰、
文庫は、「天使と悪魔(上)(中)(下)」ダン・ブラウン、「さまよう刃」「使命と魂のリミット」東野圭吾、
コミックは、「新世紀エヴァンゲリオン」貞本義行、「らき☆すた」美水かがみ、
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」安彦良和などがヒットした。
2011年3月期の連結業績予想は、売上高が前期とほぼ同じ1360億円、営業利益が
前期比1%増の52億円、経常利益が同2%増の55億円、純利益が同40%増の20億円になる見通し。
Sakura Financial News
URLリンク(www.sakurafinancialnews.com)
(※DVD販売)アニメ作品では「涼宮ハルヒ」シリーズ、「生徒会の一存」「そらのおとしもの」が
売上に貢献しています。
ゲームソフトでは「らき☆すた ネットアイドル・マイスター」「かものはしかも」等を
発売いたしましたが、大型ゲームソフトの発売がなかったことや、PC移植ゲーム市場の
急激な冷え込みもあり、営業損失を計上するに至りました。
DVDパッケージの販売が急速に落ち込んでおり、今後はアニメ作品を中心にBlu-Rayへの
切り替えを進め、収益性向上に努めてまいります。
角川グループホールディングス平成22年3月期 決算短信(一部抜粋)
URLリンク(www.kadokawa-hd.co.jp)