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◇宇都宮 北関東のアキバに
アニメや漫画、ゲームの登場人物の衣装や髪形をまねて楽しむ「コスプレ」のイベントが、
宇都宮市中心部で今年に入って毎月、開催されている。昨年１１月に発足したＮＰＯ法人
「マチナカＮＰＯ」が、「宇都宮を北関東のアキバ（東京・秋葉原）と呼ばれるようにして
活気づけたい」と企画。県外からも若者らが参加し、観客も集まるなどなかなかの人気だ。
同ＮＰＯの代表を務める粕谷さんは、勤めていた東京都内の広告会社が倒産したのを機に
昨年、４年ぶりに出身地の宇都宮市に戻ってきた。オリオン通りにシャッターを下ろした
店舗が増えていることにショックを受け、「街おこしの起爆剤が必要」と考え、ＮＰＯを作った。
東京に住んでいた時、イベント会社の友人に誘われ、コスプレのイベントの
運営を手伝ったことがあり、「若者たちのコミュニケーションの場、仲間づくりの
場になっていることに感動した」という。その体験が、宇都宮でコスプレイベントを
企画するヒントになった。「県内のコスプレ愛好者は少なくみても１０００人以上。
活性化の原動力になるはず」と話す。
イベントは１月から月１、２回、市中心部のオリオンスクエアなどで開催。毎回、県内外の若者ら
５０人前後がコスプレでダンスなどのパフォーマンスを披露し、観客も集まるようになってきた。
埼玉県から毎回参加しているという女性アルバイト店員（３０）は「東京では屋内のイベントが多く、
屋外は新鮮な感じで楽しい」という。
地方ではコスプレを見慣れていない人も多いことから、イベントの参加者がコスプレ姿で
献血に協力するなど、「市民権」を得るための努力もしている。こうした取り組みもあり、
イベントは徐々に浸透。オリオン通り曲師町商業協同組合の長谷川正理事長は
「にぎわいができるイベントでありがたい。オリオン通りを使って大々的にやってほしい」
と歓迎している。
「宇都宮を秋葉原に負けないコスプレの聖地として定着させ、人を呼び込みたい」と粕谷さん。
フリーマーケットなども手掛け、街おこしに一役買いたいという。次回のイベントは４月１日、
宇都宮市総合福祉センター（宇都宮市中央）で開催予定。（一部省略）
ソース（読売新聞）URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)
▽イベント参加者と談笑する粕谷さん（右から２人目）
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