10/03/16 13:40:13
中国・深センの繁華街に、「家庭用ゲーム機カフェ」を名乗る店がある。
日本でもゲームができるネットカフェやマンガ喫茶は多いが、
この店はあくまでも家庭用ゲーム機で遊ぶことに特化しているのが特徴。
メーカーなどからゲーム使用の許諾を得ずに、最新のゲーム機を
取り揃えて営業しているという中国らしい店なのだが、
どのような営業実態なのかを探るべく、ナリナリドットコムの
中国特派員が同店に潜入してみることにした。
URLリンク(www.narinari.com)
◎店内の様子
この店は「深セン初の家庭用ゲームカフェ」との触れ込みで2008年10月にオープン。
オーナーは店を始めるにあたり深セン市内を探索したところ、同様の店が
見当たらなかったため、大々的にこのようなうたい文句で営業しているそうだ。
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店内に入ると、まず料金を支払う受付カウンターがあり、その前にはファッション誌や
ゲーム誌などが並べられた本棚、そしてカウンターの先には6~8人がけの
ソファー&テーブル席がズラリと並ぶ。それぞれの席はガラスやパーティションなどで
簡単に仕切られており、テーブル上には32インチの液晶モニターが設置されている。
プロジェクターが設置されている席も1席だけあったが、普段は使用されておらず、
ゲーム大会などのイベント時に限り使われているようだ。
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同店の料金システムは、ドリンクもしくはフードを注文すれば、35元の消費につき
1時間無料でゲームが遊べるというもの。そのため、一緒に行く人数が多ければ多いほど、
一人当たりの負担が少なくなる計算だ。ドリンク料金は20~30元(約260~400円)程度のため、
2人で来店すれば少なくとも1時間は無料でゲームを楽しむことができる。ちなみに食事は
30~50元(約400~660円)程度で、未成年者も来店できるようにお酒は提供していない。
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ハードは注文時にWii、PS3、Xbox360の中からひとつ選ぶことになる。時間内は自由に
ハード及びゲームソフトを交換することは可能だが、同時に 2つのハードや2つのソフトを
選択することはできない。そのため別のハード、もしくは別のゲームソフトを楽しみたい場合は、
一度返却の手続きを行う。また、プレイ時間が過ぎると、店員が延長するかどうかを確認してくる。
延長したい場合は、さらにドリンクかフードを注文するという仕組みだ。
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店内で遊べるゲームソフトの種類は2010年3月現在、Wiiが60本、PS3が16本、Xbox360が69本で、
新作を中心に取り揃えられている。スタッフの話によると、ゲームソフトは「随時増やしている」そうだが、
WiiとXbox360に比べると、PS3のソフトは圧倒的に少ないようだ。また、特に人気のゲームソフトは
多くの人が同時にプレイできるように、数本ずつ用意されているという(基本は各ソフト1本)。ちなみに、
ソフトはすべて正規に販売されているもので、海賊版(コピー商品)ではなかった。
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人気のゲームソフトは、PS3とXboxは「ウイニングイレブン」シリーズとバスケットボールゲーム。
Wiiでは「マリオ」関連のソフトが人気のようで、格闘ゲームは各ハード共通で人気があるらしい。
基本的にこの店を利用する人たちは、数人で連れだって来ることが多いため、対戦ゲームが
人気なのは当然と言えば当然だろう。とはいえ、「ファイナルファンタジーXIII」のような
RPGも扱っているので、1人で訪れて楽しむこともできるようだ。(続きます)
ソース(ナリナリドットコム)URLリンク(www.narinari.com)