【コラム】オタク恋愛コンサルタントは日本を救えるか?at MOEPLUS
【コラム】オタク恋愛コンサルタントは日本を救えるか? - 暇つぶし2ch1:あやめφ ★
10/02/26 12:54:17
民主党政権は6月から子ども手当の支給を開始するなど、子育て支援を抜本的に強化しようと
している。少子化を食い止めないと、年金財源が破綻に向かうことが避けられず、医療や介護、
福祉を続けることさえ難しくなってしまうからだ。しかし、政府が子育て支援をするだけで
少子化は止められない。例えば 2005年の国勢調査で見ると、30歳から34歳男性のほぼ半数が
非婚になっているからだ。日本社会の場合は、結婚していないと子どもが生まれることは、
ほとんどない。だから、少子化を防ぐためには、そもそも結婚ができる社会にしなければ
ならないのだ。

■ 元メイドが二次元の花畑から引き戻す

そして、いま結婚から最も遠いポジションにいるのがオタクだ。私は、大部分のオタクは
二次元のアニメキャラクターを相手に積極的に恋をしているのではないと考えている。できれば
三次元、つまり人間の女性と恋をしたいと思っている。少なくとも最初はそう思っていたはずだ。
ところが、人間の女性に求愛するには、それなりの技術と経験が必要だ。もっとも、女性と
付き合うことに失敗して、ひどく傷ついてしまったり、引っ込み思案で女性ときちんと話すことが
できなかったりする男性は、二次元に走る以外に恋愛欲求を満たす手段がないのだ。
しかも、いったん二次元の世界に足を踏み入れてしまうと、そこはとても居心地のよい花畑だ。
二次元のキャラクターは、人間の女性のように気まぐれだったり嘘つきだったり、裏切ったり
しないからだ。だから、オタクを三次元の世界に引き戻すのは相当難しい。しかし、それを
やらないと日本社会に未来はない。

私はそうした主張をこれまでずっと展開してきた。しかし、私の主張を理解してくれる人は、
ほとんどいなかった。ところが、すんなり私の主張を理解しただけでなく、すでにオタクが
恋愛できるようなコンサルティングまで展開している女性がいた。杉山祐香さん(ファービー苺さん)だ。

杉山さんは昨年秋まで、秋葉原の「@ほぉ~むカフェ」で大学1年生からの4年間メイドさんとして
働いていた。その経験を生かして、現在ブログでオタクの恋愛相談をしている。ブログに
書き込まれた質問には、基本的に回答することにしているそうだ。

もちろん現在の活動は、ある意味ボランティアであって、収益を稼ぐ段階には至っていない。
だから、将来はオタク向け恋愛指南の本を書いたり、直接相談を受け付ける仕掛けを
考えているという。ただ、それは将来の夢というよりも、実現間近の課題なのだ。

3月からは、毎週月曜日16~20時に恋愛相談ができる六本木のメイドカフェバーを
限定オープンする(詳細はブログで)。オタクは足を運ぶ勇気がないので、次のような戦略を
考えているそうだ。お酒を飲みにくる(動機付け)→愚痴・相談を言う(お酒も入ればなおさら)→
恋愛体質に変わりたいと思う→ 杉山さんが個人コンサルする(服装・髪型・話し方・出会いの
場の提供・デートする際の注意ポイント・お店の選び方……)→カップル誕生(オタクの
恋愛モデルとなり他のオタクに自信がつく)→「アイツにできるなら俺にもできる!!」となる
(連鎖的に反応)。また、六本木のお洒落なラウンジバーなので、オタクも雰囲気に合わせて
服装や行動・話し方・女性への接し方等、変化が生まれることを期待しているのだそうだ。

BizPlus(森永卓郎)
URLリンク(bizplus.nikkei.co.jp)
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