10/02/08 16:48:04
しばらくホームにとどまった209系。京浜東北線での役割を終えた車両は、車両基地に戻るため、
また静かに動きだした。
「ありがとう、209系!」。ほおを赤らめ、ホームから遠ざかる209系に声を掛け、見つめる鉄道
ファンたち。それだけなら、心温まる情景なのだが…。
「彼らは『葬式鉄(そうしきてつ)』と呼ばれる人たち」と説明するのは、小学生のころから鉄道を
愛して止まないという会社員の男性(32)だ。
「車両や路線が廃止されるときに、最後の雄姿を目に焼き付けたり、写真に撮りたいという人たちで、
多くは良識的だけど、一部で車内で大声を出したり、周りに迷惑を掛けたりする不届き者がいる。
思い出の車両との最後の別れを惜しんで訪れた本当のファンは、みんな白い目で見ている」と
ため息をつく。
葬式鉄の暴走はしばしばみられるようだ。昨年12月5日には東京と千葉、茨城方面を結ぶ常磐線で
「207系」電車が引退したが、この時は2度にわたってカメラを構えたファンが線路に近づき、
列車が緊急停止する事態を引き起こしている。
(本文一部抜粋。全文はソース元でご覧下さい)