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2月4日に発表された平成22年第3四半期決算によると、TBSホールディングのアニメ事業が好調
だ。TBSテレビ事業部コンテンツ事業局映画事業・アニメの第3四半期までの売上高は15億6600
万円、前年同期の7億2900万円から114%増とほぼ倍増した。
TBSによれば売上高増加の理由は、『けいおん!』と『CLANNAD~AFTER STORY』の大ヒットに
よりものである。『けいおん!』の期間中のDVDとBlu-Ray Discで累計セールスは35万セットを
超えた。また、過去作品のDVD・Blu-Ray Disc化事業では、『Kanon』のセールスが成功を
収めたとしている。アニメファン向けの作品の収入増が事業を支えた。
ただし、映像事業のもひとつのカテゴリーDVDは、前年度は大ヒットであった『ROOKIES』の
売上がなくなった反動で6億6800万円減少の 35億4000万円となった。アニメ事業の売上増加と
ほぼ相殺されたかたちである。
このほかコンテンツ販売事業では海外向けの番組販売が不調だった。売上高8億4800万円は
前年同期比で5億6900万円の減少である。円高と海外市場の冷え込みが理由とされている。
ここでは特にアニメ番組には言及されていないが、海外番組販売に占めるアニメのシェアの
高さからアニメ番組への影響も少なくなかったと見られる。
また、映画事業では、前年度大ヒットであった『花より男子 ファイナル』を『ROOKIES 卒業』が
さらに上回った。興行収入は85億円、観客動員数が700万人を突破し、これまで『世界の
中心で、愛をさけぶ』が持っていたTBS劇場映画の歴代記録を塗り替えた。映画事業の
売上高は48億7300万円、前年同期比で3億4500万円の増加である。
アニメ!アニメ!ビズ
URLリンク(www.animeanime.biz)
TBSホールディングス 平成22年3月期 第3四半期決算短信・決算資料
URLリンク(eir.eol.co.jp) (pdf)
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