09/11/12 00:30:45
NECが発売していた往年の家庭用ゲーム機「PC-FX」を利用した改造PC(非売品)が
ツクモパソコン本店IIで近日展示される予定だ。製作したのは、「ドリームキャストPC」などの
作者でもある同店スタッフ。
PC-FXは、NECとハドソンがPC-Engineの後継機として開発した1994年発売のゲーム機。
ゲーム機としてはもともと大柄で、アイボリーのミニタワー筐体を採用していたため、
今回の改造PCも「ゲーム機改造PC」というよりもコンパクトなPCそのものといった印象だ。
フロンパネルにあったジョイパッド端子は4ポートのUSB端子に交換済みで、また中央部の
小さいカバーを開けると筐体内の温度を表示する温度メーターが現れる。
もちろん、トップローディング方式の特徴的なドライブ機構も使用可能。Sony Optiarc製の
スリムタイプ光学ドライブ「AD-7700S」を分解して組み込んでいる。
そして今回の目玉は、改造PCとしては珍しい大掛かりな水冷システムを用いている点だろう。
ミニタワー筐体の容量を活かし、大型ラジエータや2基の80mmファン、ポンプ、タンクなど
水冷システム全部が筐体に収められている。
そのほかの使用パーツは、Phenom II X4 905e、J&W製Mini-ITXマザーボード「MINIX 780G-
SP128MB」、Leadtek製ビデオカード「WinFast GT220」などで、これら3点(CPU、チップセット、
GPU)の冷却には前述の水冷システムが用いられている。電源は外付けの150W ACアダプタ。
OSはWindows 7 Ultimate(64bit版)がインストールされている。
ちなみに、CPU温度はアイドル時で約33℃、ピーク時で約63℃、GPU温度はピーク時で
約75℃とのこと(サイドパネルなどカバーを全て閉じた状態)。製作費用は約12万円で、
うち約3万円が水冷システム代だという。
AKIBA PC Hotline!
URLリンク(akiba-pc.watch.impress.co.jp)
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