09/10/17 02:51:11
日本のアニメを、海外で、ネットで見るというと、違法なものという印象が強い。ところが、
日本アニメの海外での有料ストリーミング配信で、成功している企業がある。
米国のベンチャー企業「Crunchyroll」(クランチロール)だ。
今年1月にテレビ東京と提携して、アニメ『NARUTO』の配信を開始して以降、現在では
世界各国の450万人の会員に向けて、約200タイトル、5000本の映像を配信しているという。
このクランチロールとは、どんなサービスで、何をねらっているのか。新丸の内ビルディングにある
同社オフィスにて、日本法人のビンセント・ショーティノ代表取締役社長にお話をうかがった。
■ より早く、字幕付きでアップすることが違法アップロードへの対策に
― 有料で配信されているのですよね。全部有料なんですか?
ショーティノ アニメの場合、月額7ドルを支払っていただくと、日本での放送から1時間以内に、
480Pや720Pといった高解像度な映像でストリーミング配信を見られます。日本での放送から
約1週間後には、CM付きの無料ストリーミング配信も行いますが、解像度は低くなります。
― ですが、違法にアップされたアニメなら、無料で見られますよね。しかも、ご丁寧に
字幕まで付いています。それらに勝てるのでしょうか。
ショーティノ 確かに、インターネット上には、数多くの海賊版が出回っています。
コアなアニメファンには、日本人がテレビで無料で見ているアニメを、日本人と同じタイミングで、
同じように見たいという欲求があります。だから、日本で放送されてから、違法な海賊版が
アップされるよりも早く、しかもちゃんと字幕のついた映像をアップすれば、ユーザーは
こっちに来るはずです。
たとえば『NARUTO』。昨年、インターネットで一番人気があったアニメです。違法にアップロード
された映像も多かったのですが、昨年と今年を比較すると、海賊版のダウンロード数は
74%も減ったと言われています。
有料だけれど、クランチロールが日本での放送から1時間以内に配信しているから、
そっちを見よう、となるわけです。つまり、クランチロールで配信することが、海賊版の対策に
なります。実際、『NARUTO』では最大規模の「dattebayo(だってばよ)」というファンサブは、
クランチロールが『NARUTO』の配信を始めたことで、違法な活動をやめていますから。
― 要するに、日本での放送から1時間後に、字幕を付けて配信するのがポイントと
いうことですね。吹き替えはしないのでしょうか。
ショーティノ 海外のコアなアニメファンには、吹き替えは好まれませんので、英語の
字幕を付けて配信しています。
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