09/09/11 13:29:36
なんぴとたりとも俺の前は走らせねぇ―。あの伝説の漫画「F」(エフ)が帰ってくる。
2009年9月26日、“最終章”「F-final-」として。
あなたは1980年代後半日本に到来した“F-1ブーム”をご存じだろうか。そして、同じ時代を
駆け抜けた「F」という伝説的な漫画をご存じだろうか。
「F」は、1986年~1992年にビッグコミックスピリッツ誌にて連載された、六田登によるレース
漫画である。連載当初から、レースシーンにおける緻密な描写や、奥深い人間ドラマが好評を
博して熱狂的なファンを獲得。さらには、故・アイルトン・セナや中島悟など当時のF1ブームの
中心となった選手たちが作中に登場するという、現実世界とのリンクで人気が爆発し、
シリーズ累計800万部を超える大ヒット作となっている。
ちなみに、冒頭のセリフは主人公・赤木軍馬の口癖であり、これもまたちょっとしたブームに。
また、2002年~2006年には、その軍馬の息子「瑠璃」が主人公となる続編「F REGENERATION
瑠璃」も連載された。
この伝説的作品が復活するのは車情報総合誌「ベストカー」。9月26日発売号より
最終章「F-final-」が連載開始となる。
今企画は、自己開発製作したエンジンや車体で「フォーミュラF3」「F3000」など様々な
レースで活躍し、最高峰の「F-1」でも4度優勝を果たした「無限」とのコラボレーションにより
実現。設立35周年を記念した「無限35プロジェクト」として、著名アーティストによる
コンピレーションアルバムの発売や、裏原のアパレルブランド「TYO EMPIRE」とのコラボ
アイテムの発売なども予定しており、「F-final-」もこの一環となるのだが、やはり気になるのは
その内容だ。
今作の舞台は1970年代の大阪とのこと。赤木軍馬が活躍した「F」の世界が1980~90年代なので、
その“以前”となる。主人公は孤児院で暮らす矢島瓶治(やじまびんじ)と高山怜(たかやまれい)で、
この2人が大阪のドヤ街からレースの頂上を目指すというストーリーだという。
となると、赤木軍馬は出てこないのだろうか。伝説を知る往年のファンとしては、一番の興味と
なるところだが、そのヒントは「ベストカー」9月10日発売号掲載の六田登インタビューにある。
「今はまだ確実なことは言えませんが、瓶治や怜が国内レースを戦っていけば、いつかは
軍馬とサーキットで会うことになるかもしれません」
なんとも胸の高鳴るコメントである。ますます伝説の復活に期待せずにはいられない。
東京ウォーカー
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ベストカー
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