【アニメ】「宮崎駿は作家であり、僕は作家でなかった」 富野由悠季・報道昼食会at MOEPLUS
【アニメ】「宮崎駿は作家であり、僕は作家でなかった」 富野由悠季・報道昼食会 - 暇つぶし2ch1:あやめφ ★
09/07/11 03:25:16
社団法人日本外国特派員協会は7日、有楽町にある同協会本部において、「機動戦士ガンダム」の
総監督であり、生みの親でもある富野由悠季氏を招いて、報道昼食会を実施した。30周年を
迎え、海外でも非常に知名度があることから、今回の実施に至った次第だ。関係者、日本人
報道陣、外国人報道陣が多数集まり、登壇した富野氏の「ガンダム30周年にあたって」と
題したスピーチに耳を傾けた。

● 巨大ロボット物のシリーズ専従演出家の道を選んだのは

ガンダムを始め、数々の巨大ロボット物をこの世に贈り出してきている富野氏だが、決して
「好きだから選んだのではない」という。三十数年前、このジャンルだけが、オリジナル
ストーリーから作品を制作しなければならず、賃金をもらいながら物語を創る訓練の場として、
大人の目に魅力的な環境として映ったからだそうだ。その結果が、ガンダムを生む基礎に
なったのであって、このジャンルの専住者になることを目指したのではないと語る。

そして、ここら辺から、富野氏が宮崎駿氏のことを非常に意識していることが改めてわかる
コメントが出てくるように。宮崎氏と同い年で、初期のころは同じ作品にスタッフとして
一緒に参加していたりするわけだが、「彼に差をつけられたのは、彼が作家であって、
自分が作家でないからで、それを認めるのは非常に悔しい」という。自分には彼のような
作家的才能がなかったからだというのだ。

● 次回作はどんな作品に?

具体的に次回作がガンダム系列の作品であるのか、別のシリーズなのか、それとも完全な
新作であるのかは明らかにされなかったが、アーレントの影響を受けたのは間違いない模様。
「全体主義の問題」をテーマとしたロボット物や可愛い女の子の出てくる作品を創りたいと
「野望を持つようになった」と語っている。来年には公にされるようである。

● Q&Aも熱い応答が炸裂

外国人記者からで、韓国と中国のアニメの台頭などについて聞かれると、まず日本の
創作行為の流れについて「衰退期」と断言。メディア芸術祭の審査員や学生の面倒を
見たりして、若い世代のアニメに対する向き合い方を見ていると、「危険な状況に
入ってきている」という。

アニメ制作は映画的なスタジワークが必要なものであり、それがデジタル技術の台頭で
個人ワークが進んでいる。「スタジオワークがないがしろにされているのはいい傾向ではない」と
懸念する思いを語った。韓国と中国に関しては、国も力を入れているので、いい才能が
現れてきており、「極めて強敵と感じる」という。

ただ、基本的に不幸なところがあって、CGワークが主流のため、スタジオワークが持っている
豊かな世界を創出できない可能性がある。ハリウッド映画が年々つまらなくなってきているのは、
「デジタル技術が進歩しすぎて便利になりすぎているから」。韓国、中国、香港、台湾は、
デジタル技術を手にしてから創作の世界に入ってきたので、現在は面白くて仕方がないだろうが、
そこに危険性があるという。ただし、日本もハリウッドと同じであるとした。本当はもっと
語りたいようだが、長くなるので「この話はここまでにします(笑)」で終了。

Robot Watch(一部抜粋)
URLリンク(robot.watch.impress.co.jp)
Business Media 誠
URLリンク(bizmakoto.jp)
URLリンク(bizmakoto.jp)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch