09/06/20 18:29:36
東京・お台場の潮風公園にアニメの設定と等身大の18メートルの巨大「機動戦士ガンダム」が
登場した。アニメ放映から30周年を記念し製作されたもので、緑あふれる都市再生と
魅力あふれるまちづくりを目指す「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」の一環として、
7月11日から8月31日まで公開される。製作を手掛けているのが、乃村工藝社だ。
立ち姿では初となる等身大ガンダムは、「ガンプラ」みたいに簡単には組み立てられない。
展示物のエキスパートたちの奮闘を追った。
■ 一歩踏み出す立ち姿
「30周年目の再スタート『For the next step』をテーマに、左足を一歩踏み出している姿を
デザインした」
デザインを担当したCC事業本部クリエイティブ統括デザイン4部の川原正毅さんは、
力強いガンダムにこだわった。
ところが、この「一歩踏み出す」が大問題だった。
川原さんは「私はデザインするだけだったが、それを実現する設計チームは本当に
大変だったと思う」と、仲間たちに“同情”を寄せる。
左右均等の直立不動ならまだしも、動きのある等身大の再現は、設計段階から悪戦苦闘を
強いられた。
設計では、白い装甲板を意識的にずらしたり、左手と右手の高さを変えることで、今にも
動き出しそうなリアルさを出すための工夫が凝らされている。
さらに一歩踏み出す姿勢のため、上半身と下半身が3・58度ねじれる設計になった。
忠実にこのねじれを実現するには、各パーツを絶妙な角度で配置する必要がある。
「足の位置を間違えて、内またでオカマっぽいガンダムになってしまったりした。足元の
鉄骨のジョイントが1ミリずれただけで、上部では30センチもずれてしまうので、神経を使う
作業でした」
設計を担当したCC事業本部クリエイティブ統括部設計管理部の白石康展さんは、
こう振り返る。
MSN産経ニュース
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