09/06/02 19:27:53
先ほど、緊急加盟会社懇談会が閉会した。
大きな混乱もなく、大方の予想通り、陵辱系ゲームソフトの製造・販売が禁止になった。
100人近くが、津田ホールに集まった。あまりに人が集まりすぎたので、東京のメーカーは
出席者を1人だけにしてくれ、ということに急きょなった。地方からの出席者は、チケットを
2名分とってるとか、事情もあるから許容することになったが、まあ、とりあえず凄い人だった。
陵辱ゲームは禁止になった。
意外と言ってはなんだけど、反対者はほとんどと言っていいほどいなかった。
ある意味、仕方ないよね、といった雰囲気が漂っていたのは、文字通り仕方がなかったのかも。
もっとも懇談会という体裁であるから、採決をとったわけではない。
心中に、もやもやとしたものを持っていた人も、少なくなかったように思う。
無記名投票でもやったら、意外と票数がいったかもしれなかったが、全体的に見て、
規制は仕方がない、という感じだった。
意見が無いわけではなかった。ビジュアルアーツの馬場さんや、アイルの森田さん、
山本一枝さんあたりの意見がちょっと目立っていたみたい。
だけど「それ、おかしいじゃないですか」というような明確な反対意見は無し。
というより、みんなの関心事は「具体的にどこまでダメなのか」というところに集中していたようだ。
それはそうだよね、「いまウチ、こいういうの作っているのだけど、いいのか?」といった
不安を抱くメーカーは多い。
中には、触手モノは?モンスターといたすのは?
という具体的な意見もあったけど、ほんと、どうなるんだろう(笑)
規定の見直しは決定されたが、具体的な新規定は今後煮詰めていくわけだから、
答えようがないところもあるね。
まあ、しばらくはソフ倫事務局側の個別対応、という感じになるんだろう。特に、ゲームの顔とも
言うべきパッケージの表記方法・表現方法は、多分明日からでも厳しくなると思う。
活発な意見交換はされたようだけど、中には「美少女ゲームという名称をやめたらどうか」と
いう意見も出ていて、うなずく人もちらほらいたようだった。アダルトゲーム、成人ゲーム、
いろいろ候補はあるようだけど、これだけ世間で使われてる普通名詞的な名称を、
今さら変更できるのかと思ったけど、意外にみんな真顔で考えていた。
クリエーター個人として、表現の幅が狭まるのはちょっと残念なところもあったけど、
これも時流とみんな考えていたようだ。
決まった以上は、みんなで遵守していくしかないだろう。
今後、倫理規定の見直しがどうなるかに、注目していきたいね。
妃路雪≠卿
アーベルグループ開発日記ブログ
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