09/05/08 20:18:02
無人小惑星探査機「はやぶさ」をCGで描いた『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -』が、
6月6日より東京・府中市郷土の森博物館で上映される。『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -』は「はやぶさ」
の軌跡を辿るドキュメンタリー映画で、企画・制作は「はやぶさ」大型映像制作委員会が行っている。
同委員会は、財団法人大阪科学振興協会や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などで組織されている。
ナレーターを務めているのは、『ウルトラマンタロウ』の主人公・東光太郎役などで知られる篠田三郎さんだ。
「はやぶさ」は、2003年5月9日に打ち上げられた日本初の小惑星探査機である。太陽系誕生の起源を探る
調査のために白羽の矢が立てられた小惑星「イトカワ」へ旅立ち、地表のサンプルを採取して持ち帰ることを
ミッションとしている。
この6年間、「はやぶさ」は通信が途絶えるなど数々のトラブルに見舞われた。その幾多の試練を乗り越え、
今まさに地球に向かっている。そのミッションが達成されると、アポロ計画で持ち帰られた
「月の石」以来の快挙となる。
「はやぶさ」は来年6月に地球に戻ってくる予定である。
サンプルの入ったカプセルはオーストラリアに軟着陸させる。
そして「はやぶさ」本機は、大気圏突入後に燃え尽きてその使命を終える。
早くも天文ファンは帰還中の「はやぶさ」に思いを馳せ、目頭を熱くしている。
『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -』の上映は、
4月1日より大阪市立科学館と茨城県日立市の日立シビックセンター天球劇場で開始されている。
日立シビックセンター天球劇場ではフルバージョンでの上映は行われていない。
府中市郷土の森博物館での上映は、関東地方在住の人にとっては朗報だ。
府中市郷土の森博物館では『プラネテス』の上映も行われたことがある。
2006年の第45回日本SF大会「みちのくSF祭ずんこん」における星雲賞では、
自由部門で「MUSES-C はやぶさ イトカワ着陸ミッション」が受賞している。
この受賞では実機のミッションそのものが表彰された。そのドキュメンタリー映画である
『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -』も、同じく次期星雲賞候補として期待される。
HAYABUSA - BACK TO THE EARTH - URLリンク(hayabusa-movie.jp)
animeanime.jp
URLリンク(animeanime.jp)