09/05/08 00:41:19
韓国企業がこのほど、オンラインゲーム「チンギス・ハン」をリリースしたことで、中国では
「“わが国”の民族的英雄をおとしめるものだ」との声が上がった。
ゲーム専門サイト「多玩遊戯」は7日、「怒! 韓国はオンラインゲームにチンギス・ハンを
利用、中国の民族的英雄をおとしめた」との文章を掲載した。
同文章は「韓国のゲームの優秀さは否定しない。(中国でも)多くの愛好者がいる」、
「しかし、韓国のゲームはいつも、中国の人物や名所を利用している」、「今回、ネットユーザー
が怒った理由には、ゲーム内容が“成人向け”であることがある」などと紹介した。
さらに「韓国の一部の人間は孔子も韓国人だなどと、大笑いの研究成果を発表した。このような
幼稚な行為では大韓民族を美化できないばかりでなく下劣な心情が暴露されてしまうだけだ」と論じた。
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中国は清朝期、現在のモンゴル国地域を「外蒙古(モンゴル語ではアル・モンゴル=北モンゴル)」
と呼び、比較的ゆるやかな支配下においた。そのため、「もとは中国領だったが、清朝崩壊後の
20世紀初頭に独立した」とみなしている。内モンゴル(モンゴル語ではオボル・モンゴル=南モンゴル)
地域は清朝支配がかなり厳格で、独立運動もあったが実現しなかったため、「一貫して中国の一部」
としている。
チンギス・ハンは、現在のモンゴル国部分の出身であることが確実なので、中国側の理屈を適用
しても、「モンゴル人」として矛盾はない。しかし、中国国内では「モンゴル国は中国の一部だった。
モンゴル族は中国の少数民族のひとつだ。したがって、チンギス・ハンは中国人」との考えも根強い。
モンゴル国はかつて、ソ連の衛星国だった。そのため、1960年代から1989年まで続いた中ソ対立の
時期、両国関係は緊張していた。その後、両国の関係は改善し経済などでの結びつきも密接になった。
そのため、両国政府が対立の火種になりかねない「歴史見解」に触れることはなくなった。
サーチナ
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