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伊勢市民らでつくる「いせ九条の会」が、憲法９条の内容を
分かりやすく伝える漫画本「この夏をこえて」（Ａ５判６４ページ、５００円）を作製し、
憲法記念日の３日に発売した。
２０～３０代の会員が中心となって０５年１１月にプロジェクトをスタートさせ、
シナリオや絵コンテを練って作り上げた３年がかりの力作だ。
会は「若い人に９条を身近に感じてほしい」と話している。
小学生と中学生の兄妹が主人公。家族や友だちとの普段の暮らしの中で、
平和について考え始め、答えを求めて９条に出会うストーリー。
空襲の場面を描くため、伊勢空襲（１９４５年７月）の体験談も、
お年寄りなどから聞き取りをした。
「憲法９条は、子どもたちに分かりづらい。漫画にして気楽に読んでもらおう」と
発案した同会の森居ムジナさんは、
「独りよがりの主張にならないよう気を配った」と話している。
伊勢市の主な書店で販売している。問い合わせは同会まで
毎日新聞・三重
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