09/04/20 21:38:10
今年も春の新番組の季節がやってきました。今季は4月にしては少ないのですが、それでも30本台。例によって、
酒とつまみとノートとペンを傍らに置いての酔いどれ視聴です。飲むほどに酔うほどに、筆はなめらか記憶はおろそか、
バタンと蒲団で夢の中(あぁこりゃこりゃ)。どうせロクなことは書いてないのですが、ちょいとまた、その酔っぱらいメモを
のぞいてみましょう。
「主人公は河原で寝るホームレス小学生 バトルで勝ったらポイントよこせ、ってどうするの? ぱぱすやTSUTAYAで
使えるの?」「一番笑えるのが高須クリニックのCMってどうよ サイバラが『グッモーニン ドクタ タカァス』とか
言ったらアラブの大富豪と高須先生が!」「記憶なくした自分探し青年と無表情メイド少女がガンアクション
なんか既視感」「謙信が首にミスタードーナツ巻いてる 脳みそ筋肉男子全力!!」「きれいな絵だなあ、
かわいいなあ、でもユニホーム着てると顔が同じで区別つかん どっちが男でどっちが女?」「OP曲が
『せいしをかけて~あたしだけにかけて~』 なんて歌詞だ でも命はったバトルでもえろえろでもないのは
ナゼ」「わあ、おっぱいが爆発した 命はったバトルでえろえろ 女の体がキラキラ ヤマトの空間磁力
メッキかい」「見どころは、押し倒されて『困ります』と恥じらう老眼鏡紳士 深い」
というわけでダラダラ引き写してしまいましたが、3分の2ほど見終わって面白かったのは「けいおん!」
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」「リストランテ・パラディーゾ」です。
「けいおん!」は、女の子たちがクネッとしたりフニャッとしたりフワッとしたり、そんな作画の細かな
ニュアンスが生命線という感じ。新「ハガレン」は、声優交代に若干の違和感がありますが、派手で骨太、
堂々たるエンターテインメントです。前作より暗さ重さは控えめ? 「リストランテ・パラディーゾ」は、
原作のクセのある描線の味は薄まりましたが、フランス近代絵画あたりを意識したような背景がおしゃれ。
しかし、最大のインパクトは「真マジンガー 衝撃!Z編」。中身もアレでしたが、隣で一緒に見ていた
息子(小2)の言葉が、それを上回る「衝撃!」でした。
「ハデだけどひどい!」。まあ、ハデではあるよね。
「話の流れが何がなんだかわからない!」。うん、編集の乱暴な総集編みたいだよね。
「敵と味方が全然わかんない!」。おいおいわかるんじゃないかな。
「1話より2話の方がひどくなりそうだ!」。うーん…だいたいのアニメはそうなんだけどね。
「昭和を汚す気か!って感じだよ、魔界大冒険もそうだし宇宙開拓史だって、昔の歴史をメチャクチャに
するようなことは絶対してほしくない」
ちょっと待て! 何だよ「昭和を汚す」って? お父さんはそんな言葉使ったことないよ!
おまえ、7歳とかいって30ほどサバよんでるだろ。それとも中年オタクの霊でも取りついたのか?
しらふの息子の情け容赦ない毒舌に、酔いも吹っ飛びました。
引用元:asahi.com(朝日新聞社) - 小原篤のアニマゲ丼
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