09/04/03 01:00:41
未成年にも人気の携帯交流サイト「ミクシィ」や「モバゲータウン」に、警視庁が異例の削除要請に
踏み切った。削除要請を受けた6社のうち4社のサイトは、携帯サイト業界などで作る審査機関
「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)」から「健全サイト」として認定され、フィルタリング
(閲覧制限)対象から除外されている。認定サイトが児童買春の温床になりかねないと判断された
形で、今後、審査のあり方も問われそうだ。
今年1月、ミクシィの書き込みをチェックしていた警視庁少年育成課の担当者は、驚いた。「出会い」
というキーワードでサイト内を検索すると、約600件ものコミュニティ(サイト内のグループ)が見つ
かったのだ。「出会いが欲しい」「出会いという奇跡」「一期一会の出会い」など、いずれも異性との
出会いを目的とするもの。コミュニティ内には、「16~24歳の間の交際相手を希望します」
「中学生。彼氏募集中です」といった書き込みがあふれ、中には4万件ものアクセスが集中する
コミュニティもあった。
同課が削除要請に踏み切ったのは2月。ミクシィの画面には、削除されたページの一部が残り、削除理
由も明示されていないため、インターネット上では「なぜ急に削除されたのか」などと不審がる声が上がっていた。
こうした大手の交流サイトはこれまでも、しばしば犯罪の舞台となってきた。警察庁によると、昨年、
出会い系以外で買春などの被害にあった18歳未満の子供は792人と、出会い系の724人を上回っている。
一昨年11月には、モバゲータウンで知り合った無職の男に女子高生が殺された事件が起きたほか、
昨年5月には千葉県の女子中学生がグリーで知り合った男から腹などを刺される殺人未遂事件も発生。
こうした傾向は、昨年12月に出会い系サイト規制法が強化され、会員の身分確認をしないと運営できない
ようになって以降さらに強まってきている。
>>2につづきます
読売
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