09/03/14 11:40:01
日光二荒山神社中宮祠(日光市)が、祭神の田心姫命(たごりひめのみこと)
などに、「萌(も)え系」と呼ばれる目が大きな少女らのキャラクターのイラストを
採用した。神様と「オタク文化」の異色の組み合わせに、神社本庁(東京都)は
「聞いたことがない」。神社側は「良い悪いは別として、宣伝効果があるのは確か。
地域振興にもつなげたい」と期待している。
同神社は、男体山をご神体とし、本宮は世界遺産の「日光の社寺」の一つ。
中禅寺湖畔にある中宮祠は、男体山登山の拠点として古くから参拝者や登山客
でにぎわってきた。
イラストとなったのは、祭神である田心姫命と大己貴命(おおなむちのみこと)、
二荒山(男体山)の神が赤城山の神と争った時に助勢した小野の猿丸の3人。
それぞれ、「姫神のひめ」「黒髪山(男体山)のくー」「弓の名人さるまる」と
ニックネームもつけた。
デザインは、同神社の巫女(みこ)を務めたことがある市内のイラストレーター
苅田規恵さんが手がけた。昨年7月に同神社などが発行した絵本「猿丸の弓の
はなし 日光戦場ヶ原の伝説」に使われ、好評だったこともあり、神社側は今年
から正式にキャラクターに採用。お札を郵送する際のあいさつ状や町内向けの
お知らせにも掲載、携帯ストラップなどの商品化も検討している。
萌え系キャラは、秋田県内の農協が米のパッケージに採用したところ、若年層を
中心に注文が殺到する大ヒットとなるなど話題を呼んでいる。
同神社の斎藤芳史中宮祠部長は「神社でこういうキャラクターを持っているところ
はほかにない。将来的には、祭神にちなんで、中禅寺湖畔を“良縁のまち”として
売り出すシンボルにしたい」と意気込んでいる。
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ソース(読売新聞)
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