09/03/06 13:20:40
■ 市場としては堅調だが未達成感が残った2008年
―2008年全体を通してみるといかがでしたか。
鵜之澤氏:2008年全体では、ちょっと未達成感がありますね。特にお膝元の国内市場が
予算比で70%くらいにとどまったことが問題です。けれども、その分、海外は良かった。
特に欧州の伸びがすごかった。米国も堅調でしたし。
―欧米での売り上げのけん引役はやはり『ソウルキャリバーIV』ですか。
鵜之澤氏:いや、『ソウルキャリバーIV』だけじゃなくて、アニメキャラクター系のタイトルなども
含めて、いろいろなタイトルが好調でしたね。
とりわけ、日本にいると売れている感覚がわからないと思いますけど、Wii向けの『ファミリー
スキー』は日米欧での販売本数が100万本を超えたんですよ。同じくWii向けの『ファミリー
トレーナー』もワールドワイドで100万本超え。
こういうタイトルの貢献度は大きいですよね。Wii向けなので、PS3やXbox360向けの
HD(High-Definition)系タイトルのような高額の予算規模ではないため、利益率がいいわけです。
だから逆に国内市場をもっと何とかしたかった。そういう意味で、当初の思いには
届かなかったな―というのがあるわけです。
例えば、『ソウルキャリバーIV』はワールドワイドでは230万本の売り上げですけど、日本では
20万本そこそこ。約10%くらいですよね。『ファミリースキー』も国内は13万本で、世界では
ミリオン。これもだいたい約10%。
こういう数字を見ると、国内市場での売り上げが、ワールドワイドでのゲームビジネスにおける
国・地域別シェア(の市場統計値)にリンクした格好になっていますね。
日経トレンディネット(一部抜粋)
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