09/03/03 19:24:45
ところでNVIDIAは,CeBIT 2009に合わせて,デスクトップPC向けGPUの新製品を発表している。
「GeForce GTX 260」の下位に置かれる「GeForce GTS 250」がそれだ。
ただし,GeForce GTS 250は実質的に,現行製品であるGeForce 9800 GTX+のリネームとなる。
リネームに当たって,搭載製品の想定売価が20ドル引き下げられるほか,新たに(これまで
GeForce 9800 GTX+の想定売価だった149ドルの場所へ)グラフィックスメモリ1GB版が
用意されるが,一方で,Streaming Processor数128基,コアクロック738MHz,シェーダクロック1836MHz,
メモリクロック2.2GHz相当(実クロック1.1GHz)といった基本スペックはまったく変わらない。
今回のリネームについて,NVIDIAでGeForce製品担当シニアPRマネージャーを務める
Bryan Del Rizzo氏は,「製品名のパターンが混在していることで消費者が混乱しやすく,
OEM(※編注:ここではグラフィックスカードベンダーのことを指すと思われる)からも命名を
統一して欲しいという要望があったから」と述べていた。たしかに,「GTXはハイエンド,
GTSはミドルクラス」といった形で統一されれば,今後は分かりやすくなるだろう。
もっとも,(これはノートPC用GPUにも言えることだが)G9x系のGPUコアにGeForce 200系の
モデルナンバーを与えた点は,ちょっとどうなのという気もする。また,現実問題として,
切り替わっている最中には,まったく同じものであるにも関わらず,GeForce GTS 250と
GeForce 9800 GTX+という二つの製品名が混在することになるわけで,これも混乱を
招く種になるはずだ。
リネームはGPU業界の伝統でもあるので,それ自体を非難することはしないが,もう少し,
ユーザーのほうを向いた命名をしてほしいものである。
4Gamer.net(一部抜粋)
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