09/02/14 18:43:56
2月13日、アニメ、オンラインゲーム事業のGDHは、平成21年第3四半期(20年4月~12月)の
決算発表を行なった。
連結売上高は前年同期比の19.2%減となったほか、営業損失が7億9400万円、経常損失が
9億9300万円、四半期純損失は8億500万円と厳しい状態が続いている。売上高の減少は、
事業再構築の一環としてアニメ製作の量を抑制している影響とみられる。
こうしたなかGDHは、グループ企業の再編と事業の再生のためのる経営改革と構造改革を
引き続き進めて行く構えである。経営資源はアニメーション事業とオンラインゲーム事業に
集中し、中核事業以外からは撤退するとしている。
しかし、第3四半期のみの決算でも、売上高は16億1500万円、営業損失は2億5000万円、
経常損失は3億6300万円、四半期純損失は2億2300万円となっている。アニメーション事業は
3500万円の営業損失、オンライン事業は1900万円の営業損失である。
事業再編は始まったばかりで、その効果は短期的には表われていないようだ。
第3四半期のアニメーション事業については、企画・制作で『鉄のラインバレル』、『ロザリオと
バンパイア CAPU2』、『ドルアーガの塔~the Sword of URUK~』が主力となった。
ライセンス事業では、『ストライクウィッチーズ』が好調に推移したとしている。
また、大きな動きがあったのは、オンラインゲーム事業である。MMORPGを中心に
国内5タイトルを運営するほか、海外でもオンラインゲームの運営とライセンス供与を行なっている。
海外では、マレーシア、ジンガポールで3タイトルを運営する。このほか、中国、台湾で
ゲームのライセンス供与し、『ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~』の日本国外の
運営ライセンスと『パンドラサーガ』の北米での運営ライセンス契約を締結した。
GDHはアニメーション事業についてDVD市場の低迷などにより環境の厳しさが増しているとして、
収益改善を目指した事業リストラクチャリングを進める。企画・開発体制を見直し、投資回収が
見込める作品への絞込み、海外展開などにより収益を確保するとしている。
また、オンラインゲーム事業では、アジアを中心に世界展開を狙う自社開発タイトルの開発、
ラインナップの強化を掲げている。この分野では海外展開による事業成長を目指すとみられる。
一方で、今後の事業のための資金については、保有資産の売却や資本増強などを行なうとする。
年度末までに臨時株主総会を行い、発行可能株式総数の授権枠数を増加させ、10億円を増資するとしている。
アニメ!アニメ!
URLリンク(animeanime.jp)
平成21年3月期 第3四半期決算短信
URLリンク(www.gdh.co.jp)
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