09/02/13 18:57:50
スクウェア・エニックス(スク・エニ)が昨年10月にスタートした「ガンガンONLINE」は、
完全無料のWebマガジンだ。「魔法陣グルグル」(衛藤ヒロユキさん原作)の番外編や、
「まほらば」作者小島あきらさんの新作など、ヒット作家の漫画も無料で読める。
ライトノベルやイラストもあり、ほとんどがガンガンONLINE向けに作られたオリジナル作品。
1人でも多くの人に読んでほしいと無料で公開し、作品を単行本化して販売して収益を得る計画だ。
最近は作品をPC・携帯電話サイトでのみ公開するケースも増え、漫画雑誌に載らない
ヒット作も生まれるなど、人気作の傾向も変わりつつある。ガンガンONLINEは、少年誌の
常識から外れた漫画を試す場にしたいという。
■ 10年後、紙の雑誌で商売できるか分からない
ガンガンONLINEに専業の編集部はなく、「ガンガンパワード」「ガンガンウイング」など
漫画雑誌の編集部のスタッフが、紙の雑誌と並行して編集している。
「漫画雑誌不況」と言われて既に久しい。単行本の売れ行きは堅調だが、雑誌の発行部数は
減り続け、休刊する雑誌も増えている。一般的には「漫画雑誌が売れなくなってきている」と、
ガンガンONLINEを担当する河野謙一さんは話す。
ただ同社の漫画雑誌は健闘しており、人気作品の動向によって増減はあるものの
右肩下がりではないという。出版事業全体で見ても好調を維持。雑誌に掲載した漫画の
単行本が売れてアニメ化し、アニメ人気の影響でまた単行本が売れるというサイクルが
うまく回っているためで、2009年3月期の出版事業の売上高は過去最高となる見込みだ。
だが将来は楽観できない。「10年後、紙の雑誌で商売できているか分からない」と
ガンガンONLINEを担当する窪田健一さんは言う。「もし紙がなくなったときに、対応できないのは
よろしくない。スクエニの漫画誌はこれまで、作品を携帯に配信するといったこと以外で、
積極的にWebに働きかけてこなかった。今のうちにWebの経験を積んでおきたい」(窪田さん)
―ガンガンONLINEにはこんな狙いもある。
ITmedia News
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ガンガンONLINE
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