09/02/10 23:50:50
「まさかここまで大きくなるとは思わなかった」。全長約10メートル、鏡石町の国道4号沿いに立つ「機動戦士ガンダム」に
似た立像「グレート」の製作者緑川留雄さん(62)はそう言って、笑った。人気アニメの放映から今年で30年―。
緑川さんは、ラーメン店「みどり」の経営者。よほどのファンと思いきや、アニメは見たことがないという。
製作のきっかけは55歳の時、医師から「このままだと糖尿病になる」と言われたこと。最初は自宅でできる運動を考えたが、
思いついたのが作業をしながら、はしごで上り下りできる作品づくりだ。
当初のモデルは鉄人28号や鉄腕アトム。しかし胴体が筒型で、材木で作るのは難しいと断念。そんな時、隣の看板店の
陳列棚にあるガンダム人形が目に付いた。「角張っていて作りやすそうだ」
日大東北高校の機械科卒で、技術者として会社に勤めていたこともある緑川さん。その技術を生かし、05年6月から製作に取りかかった。
材料は要の部分は買ったが、ほとんどは近くの工場などから出た廃材だ。近所の人たちから「賛助金」ももらい、
これまでの持ち出し額は10万円。板金を仕事にしている人からは「すべて新品だったら1千万円以上かかる」と言われたという。
日没から午後8時半ごろまで、全身に取り付けた電球が輝く。今後、両腕を取り付けるが右腕は可動式にして
「ビーム・ライフル」を持たせる構想だ。
引用元:asahi.com
URLリンク(mytown.asahi.com)
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