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Wii向けソフトでミリオン連発バンダイナムコ
クリエーターの化学反応で新市場創出を狙う
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―ほかのキャラクターでゲーム化の対象として注目しているものはありますか。
鵜之澤氏：そういう意味では、今、僕がキャラクター関係で問題だと思っているのは、新しい人気キャラクターが生まれていないこと。漫画原作から生まれて、それがテレビで人気が出て―という流れで世に出てくる新しい人気キャラクターが生まれていないですよね。
最近は、DVD市場が冷え込んだこともあって、DVDの売り上げを当てにしたテレビアニメの放送枠も減っている。こういう現象も、そもそも映像ビジネスや、キャラクタービジネスに展開できるような、力のある原作が少なくなっていることが背景にはあるんじゃないかな。
―メカデザインとかキャラクターデザインとは関係ない部門に、才能がある人たちがいたというわけですね。
鵜之澤氏：そうそう。こんなに上手なのは、もともとコミックマーケットなどで、同人誌でもやっていたのかと思ったら、これが違う。
よくよく話を聞いてみると、ある時期からアニメ界を目指していた人がゲーム会社を就職先として選ぶようになっていたんですよ。理由は、アニメ会社に就職しようと思っても、採用人数が極端に少ないし、そもそも正社員を採っていないところがほとんどですからね。
―アニメビジネスでも活躍できる人材を発見できたわけですね。
鵜之澤氏：80年～90年代前半に活躍したアニメ界のクリエーターの多くが今も現役活躍中で、なかなか若くて新しい才能が出てこないなと思っていたら、実は当社にいたんですよ。