09/01/23 01:20:10
昨年12月5日にロシア正教会総主教・アレクシー2世が亡くなった。後継者は今年1月27日から29日まで開催される
全国教会総会において、秘密投票で選ばれる。即位式は2月1日に行われる予定だ。
秘密投票は2回行われる。だが、その結果はもう明らかである。次期総主教になるのは、12月6日から総主教代行
になったキリル大主教だろう。その確率はほぼ100%と言ってもよい。誰もがそう思っていた。
・なんと日本人の候補が支持率1位に
ロシア正教の規約では、総主教の選挙はできるだけ一般のロシア正教徒に参加してもらことが望ましいとしている。
今回は時代の流れに沿って、ウェブで投票をやろうということになった。ロシア教会だけではなく他の教会も、教会を
宣伝し、若くて新しい信者を引き集めるためにネットを積極的に使っている。
ロシア正教会は、ロシア総主教の選挙に当たって特別のサイト(www.zapatriarha.ru)を設置した。そのサイトには、
次期総主教の資格がある34名の大主教と77名の府主教の候補の写真が載っている。写真の下のボタンをクリック
すると、その候補に1票が入るという仕組みだ。要するにネット上の人気投票である。
最初は予想通り、キリル大主教がリードしていた。しかし1月13日に突然、候補者の列のはるか後方に掲載されていた
東京の大主教、ダニイル主代郁夫(ぬしろ・いくお)が77%以上を集め、キリル候補の人気をはるかに上回って、
トップになってしまったのである。ダニイルは日本教会を代表する主教だ。
(中略)
・投票したのは日本アニメのファン?
ダニイル大主教の写真は削除されないだろう。その必要はない。必要なのは、ロシア文化の中核をなすロシア正教
の総主教選挙で、どうして日本人候補の人気が突出して高いのかを解明することである。ただのいたずらなのか、
その背景には何かが隠れているのか。
現実的には日本人がロシア正教総主教になるのは夢のような話であり、まずあり得ない。だが、理論的には可能
であり、可能性がまったくのゼロとは言えない。
ロシア正教の決まりによると、総主教になれる候補は、神学大学を卒業していること、教会の教主(大主教または
府主教)であり、教区経営経験があり、40歳以上であること、とされている。人種の規定はない。ダニイル大主教は
これらの条件を完璧に満たす候補であり、日本でもロシアでも、信者を含めて教会関係者からの評判は高い。
ただし、1月13日まで、彼のことを知っていたロシア人は多くはなかった。この事件を解明しようとするロシアのマスコミは、
「若い日本アニメのファンがロシアに大勢いることが原因だ」と主張している。毎日、ネットサーフィンしている彼らが東京の
ダニイル大主教の写真を見つけ、こぞって票を入れたのだろうという分析だ。
URLリンク(jbpress.ismedia.jp) JB PRESSより一部引用