09/01/21 18:33:29
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可愛いキャラとコミカルな演出で長年人気を誇っている『スーパーマリオ』シリーズ。しかし、アメリカの
ある教師によれば、その楽しげな世界は私たち普通の人間にとっては過酷な環境かもしれないという。
驚くべき発見をネットで公表したのは、ニューヨーク市の高校で物理を教えるGlenn Elert先生。
彼は、重力加速度の概念について説明する際、授業を面白くしようと、生徒たちとともにマリオの世界
(マッシュルーム王国)を対象とする研究に乗り出した。
この研究で使用したタイトルは、NES(※日本ではファミコン)ソフトの『スーパーマリオブラザーズ』から、
Wiiソフト『スーパーペーパーマリオ』までの7タイトル。それぞれの作品で、マリオが落下するときの
重力加速度を導きだしたという。
具体的には、マリオが一定の高さから落ちる映像を録画したのち、落下時間をフレーム単位で計測。
また、マリオの身長を5フィート(1.524メートル)として、ピクセル数から落下距離を算出。
その後、落下時間と距離から重力加速度(g)を算出するという手法をとった。結果は以下の通りだ。
【各タイトルにおける重力加速度】
『スーパーマリオブラザーズ』(NES)……9.31g
『スーパーマリオブラザーズ2』(NES)……11g
『スーパーマリオブラザーズ3』(NES)……9.42g
『スーパーマリオワールド』(SNES)……6.32g
『スーパーマリオ64』(ニンテンドー64)……7.06g
『スーパーマリオサンシャイン』(ゲームキューブ)……4.4g
『スーパーペーパーマリオ』(Wii)……5.05g
このことから、ゲーム機が進化するたびに、マリオの世界では重力加速度が地球上の1g(9.8m/s2)
に近づいていく傾向が認められたという。
ただし、今回用いたタイトルで一番新しい『スーパーペーパーマリオ』でも、重力加速度は5gと、並みの
人間なら失神しかねない過酷な環境。「そんな高重力世界で、自分の身長の5倍もの高さにジャンプ
できるマリオの体力は驚異的」と、Elert先生と生徒たちは締めくくっている。
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