09/01/21 02:27:41
インターネット書籍販売最大手のアマゾンがエロ、なかでも成年コミックへの規制を強化し、
業界に衝撃が走っている。「アマゾンでの取り扱いは売り上げの1割を占める。相当な打撃」と
成年コミックを中心に販売する出版社の関係者は語るが、不思議なのは今回狙い打ちされたのが
「獣姦」「食糞」といった特殊なジャンルだということ。「いったい何が目的なのか?」と
成年コミック業界関係者らは首をかしげている。
関係者によると、アマゾン側は昨年12月上旬、一部の成年コミックを登録から削除した。
「ウチの出版物をチェックすると、何点かが消されていた。なかでも獣姦ものは徹底していて、
獣姦専門で描いていた作家の作品はすべて消えていた」と成年コミック編集者は語る。
「獣姦」とは読んで字のごとく、女性が犬などの動物とエッチするもので、ジャンルは
確立しているものの、「売れ筋というわけではない」(同)。一方で、軟体動物や空想の獣の
触手に陰部を犯される「触手」分野は規制を免れた作品が多かったという。
業界関係者によると、アマゾンは出版社側に「鬼畜系」「ドラッグ」「残虐」「食糞」などの
表現を含むものの掲載を削除すると説明。出版社がアマゾンに自社の書籍を登録する際、
キーワードに「レイプ」「強姦」「陵辱」といった言葉を登録しないよう呼びかけてもいる。
さらにアマゾンは、“検閲”を強化し、タイトルや表紙だけでなく、中身も見て掲載の可否を
判断する方針を示しているという。
出版関係者は「わざわざ『食糞』に限定しているところが意味不明。スカトロというジャンルの
中でも食糞は非常に特殊。どうしてスカトロと言わずに食糞としたのか…」と、いぶかしがる。
成年コミックに限らず、読者にとってアダルト系の出版物は一般書店の対面販売では
買い辛い。そのためネット販売は、アダルト系出版社の重要な販売ツールとなっている。
出版関係者は今回のアマゾンの措置について「まずは特殊なジャンルから始め、いずれは
エロ全体をつぶしたい意図があるのではないか」と危機感を募らせている。
この件についてアマゾン広報部は「コンテンツを日々更新しているのは事実だが、
具体的な修正についてはコメントできない」としている。
ZAKZAK
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