08/12/21 20:07:22
北総地域を走り、都心と成田空港を結ぶ新たな鉄道路線「成田新高速鉄道」の建設が、
急ピッチで進んでいる。二〇〇六年に用地買収を開始、関係者が「四年で造る」と意気込み、
一〇年春には完成させる予定。都心(日暮里駅)から空港までの所要時間を
五十一分から三十六分に短縮する鉄道は建設のスピードも“高速”だ。
北印旛沼の南に広がる田園地帯。巨大な鉄筋コンクリートの柱が列をなし、
既に橋げたが乗っている区間もある。高さ数十メートルの重機も並び、
高層の建築物がない一帯では異様な光景だ。
沼に注ぐ印旛水路上でも、橋りょうの工事が進められている。
成田新高速鉄道は、三つの区間に分けて整備する。都内から印旛日本医大駅までは
既存の北総線を改良して利用する。成田市土屋と空港間も、JRの線路に並行して
新しい線路を敷く。新たに高架橋などを建設するのは、印旛日本医大駅から
印旛村を横切り、同市土屋へとつながる一〇・七キロ区間だ。
用地買収に向け、説明会が始まったのが〇六年三月。新たな鉄道の開通に
期待の大きい住民の協力で用地確保は順調に進み、
二年ほどで、すべての土地で起工承諾を取り付けた。
高架橋建設では、工法にもスピードアップの工夫がみられる。現地で支柱を
建設している間に、工場で橋げたを組み立てておく。「柱ができたら、すぐ橋げたが載る」
と整備を担当する成田高速鉄道アクセスの浜田悟総務部長は説明する。
「私たちも驚くスピードで工事が進んでいる」と話す。
成田空港は一〇年三月に平行滑走路が延長され、旅客機などの発着回数が大幅に増える予定。
旅客増に備え、都心への輸送力の増強は急務で、新鉄道の開業も、
その時期に間に合わせなければならない。
浜田部長は「総じて、ほぼ順調」と力を込め、目標達成に自信を見せている。
東京新聞
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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