08/09/14 00:51:22
社団法人日本映像ソフト協会(JVA)は29日、2008年上半期(1~6月)の統計調査結果を発表した。
ビデオソフトの総売上は1,415億9,100万円で、前年同期比で94.9%となった。売上金額のうち、
メディア別の構成比はDVDビデオが98.2%、ビデオカセットが0.1%、Blu -ray(HD DVD含む、以下BD)が
1.6%、UMDが0.1%となった。
■ DVDは邦楽と海外ドラマが好調
DVDビデオの売上金額は1,390億3,200万円。前年同期比94.0%で、上半期の実績としては
これまでで4番目の結果となった。流通チャネル別にみると、販売用が64.7%、レンタル店用が35.0%、
業務用が0.3%。
販売用の売上額は899億4,300万円で前年同期比92.8%。上半期実績としては2004年をピークに
下降しており、レンタル店用については486億2,800万円で前年同期比97.0%で初めての前年
同期割れとなった。説明を行なった管理部次長兼広報課長の上田直子氏は「セルと同様に、
レンタルもビデオテープからDVDへの置き換えによる在庫の入れ替えがひと段落したため」とした。
販売用DVD売上金額の構成をジャンル別に見ると、1位は前年同期と同じ「日本のアニメーション
(一般向け)」で27.4%だったが、これまで2位だった「洋画」が12.9%(洋画/アジアの映画を合わせると13.1%)
となり、「音楽(邦楽)」の17.9%に抜かれて3位となった。
販売用で特に好調だった「音楽(邦楽)」は前年同期比129.5%。「海外のTVドラマ」と「アジアのTVドラマ」の
合計は同116.7%。「海外のTVドラマ」と「アジアのTVドラマ」の比率は43.8:56.2で、アジアの方が
比率が高かった。そのほかのジャンルでは「日本のアニメーション(一般向け)」が前年同期比86.5%、
「洋画」と「アジアの映画」の合計が同81.3%、「邦画」が同82.1%とそれぞれ減少している。
DVDビデオのレンタル用をジャンル別で見ると、「洋画」と「アジアの映画」の合計が構成比28.3%と
最も高い。「海外のTVドラマ」と「アジアのTVドラマ」を合計すると24.7%で、「日本のアニメーション
(一般向け)」の19.9%を上回っている。
■ BDは前期比では約2倍の伸長。平均単価は3,867円
BDの売上金額は22億6,600万円。ソフト全体に占める割合では金額が1.6%、数量が1.4%と低いが、
前年同期比では金額が195.5%、数量が179.4%と大きく伸びている。BDのジャンル別では、
洋画が68.6%、日本のアニメーションが20.9%となり、これらがほとんどを占めている。
AV Watch(一部略)
URLリンク(av.watch.impress.co.jp)
社団法人日本映像ソフト協会
URLリンク(www.jva-net.or.jp)