08/08/18 20:47:10
ガンジーのブラフマーチャーリヤなんかを示すまでもなく、
営んでいたのである、人類の大半が、真正なる精神的な愛を。
ただそれがあまりにも月並みすぎて、いちいち言及によって
正当化するのも憚られる(実際正当化するまでもなく正当である)、
言及する以上はもっとエキゾチックな、グロテスクな何かを示さなきゃならない、
そうやっていつでも行われてきたのである、普通に言及を行おうとすること全て。
性交が受精のためにあるなんていう、しごく当たり前なことから目を逸らし、
あたかも性交がなにか恐ろしい、原罪的な何かであると勝手に思い込み、
性交を否定することで肥大化する処女性や、仕方なく性交を受け入れる
ことで卑俗化させられる母性を、本来は必要のないほどに正当化する。
物事の本質(受精)から目をそらすことによってのみ成り立つ犯罪寓意、
本質から目を逸らすことにより、当然として精神性もまた希薄化し、希薄化
した精神性の持ち主(エリザベスとか)ほど偉いという様相を呈する。社会の
本質からそういうもの、社会が肥大化していることが何よりの問題である根拠。