08/10/05 22:18:19 pwVSZiXL0
北京五輪柔道男子１００キロ超級金メダリストの石井慧が怒りに震えている。日本柔道連盟は２９日、
世界柔道団体選手権（１０月５日、東京武道館）に出場予定だった北京五輪戦士の欠場を追加発表した。
これを受けて熱望していたリフレッシュ休暇を却下された石井は激怒。大会では怒れる真破壊王が
大暴れしそうな雲行きになってきた。
今大会に出場予定だった男子６６キロ級内柴正人らに加え、この日は男子６０キロ級平岡拓晃、
女子７０キロ級上野雅恵らがケガのため欠場することが発表された。
いずれも正当な理由があっての出場辞退だが、男子の最後の砦となってしまった石井は「僕はほかの
オリンピック選手みたいに逃げたりしません。『オリンピック選手なら行動で示せよ！』と言いたいですね」
と不快感をあらわにした。
最近は一部の柔道家から石井に対する批判が相次いでいる。先日、石井とともに国士舘高の報告会に
出席した内柴は石井が「優勝できたのは皆さんの応援のおかげではなく、自分の才能のおかげ」と
発言したことにブチ切れた。予定されていた記念撮影をキャンセルし途中で帰宅したばかりか、
自身のブログでも「気分が悪い」と本音を吐露した。
また石井が「オリンピックの金メダルしか興味がない」と話したことについて、女子６３キロ級の谷本歩実は
競泳男子平泳ぎで五輪２連覇を達成した北島康介を引き合いに出し「北島選手も同じことを言っていたけど、
石井の場合は違うと思う」と苦言を呈している。
そんな逆風の中でも真破壊王は平然とこう言い切る。「自分は嫌われてこそ強くなれると思っていますから」。
誰もが認める柔道界最高のヒーロー・井上康生氏とは対照的に、嫌われてナンボだというのだ。
「イチローさんだって最初は（振り子打法について）バッシングを受けてきた。朝青龍関だってそう。でも結果を
残せば、誰も何も言えなくなるでしょ。出る杭は打たれるけど、出過ぎれば誰も打てないんです」。真破壊王は
あくまで我が道を突き進む考えだ。
「自分は野生の猿。温室育ちのやつらとはわけが違いますから。いつでもどこでも戦える」。怒りのマグマが
たまった真破壊王は今大会、畳の上で大噴火する。
（東京スポーツ １０月１日（火）販売号より）