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この秋の番組改編で、民放各局が、ついにお笑いに番組に見切りをつけ始めた。各局とも
「視聴者の心に響く」をテーマにして、ドキュメンタリー番組をの制作に力を入れている。
TBSは水曜日の午後9時以降を報道番組で固めた。9時には「水曜ノンフィクション」を関口
宏が担当し、10時からは「久米宏のテレビってヤツは!?」を新設、11時からの「ニュース23」に
流れを作る狙いだ。確かに、年金生活に突入した団塊の世代が、ひな壇タレントやバラエティ
番組を求めているとは思えない。若者のテレビ離れははなはだしいが、団塊世代の高齢者は、
テレビを見ようとするものの、見たいコンテンツがない。そこで、視聴者の対象を40代以上に
向けようというわけだ。
ダウンタウンをはじめとして10%を切るバラエティー番組が続出。鈍感なテレビ局も視聴者が
バラエティーに、そっぽを向いていることに気づいたのだろう。さらにお笑いタレントの高額な
ギャラは、テレビ局の経営を苦境に陥れている。バブル全盛期のように4000万円、5000万円
という高額な制作費は望めない。今ではスポンサー離れが激しく、広告費はウェブに流れている。
TBSでは、さらに土曜日の午後10時に「情報セブンdaysニュースキャスター」という番組を
設け、安住紳一郎とビートたけしが担当する。 ドキュメンタリーといえば、テレビ朝日では
月曜午後7時からのゴールデンタイムで「報道初ドキュメンタリー宣言」という報道番組を
始める。司会は、古舘伊知郎と同じ所属事務所の長野智子。
このドキュメンタリー志向の裏側には、01年9月11日のニューヨーク自爆テロがある。
「事実は小説より奇なり」というが、今では事実のほうが小説よりも、数段すさまじい。
サブプライム問題を皮切りにしたウォール街の株安、アメリカの銀行、証券会社の破綻、
ドラマ以上の現実が展開している。親殺し、子殺し、自爆テロはこれまでフィクションの世界
だったが、すでにノンフィクションだ。
つづきは>>2
ソース URLリンク(npn.co.jp)