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コンサドーレ札幌が、FWダビ(24)の移籍問題で国際サッカー連盟(FIFA)への提
訴も視野に入れていることが2日、分かった。クラブは移籍交渉でダビ不在の間、28日の東
京戦で敗れるなど、不利益を被ったことに対し、損害賠償請求の検討を表明。アルサードの対
応次第では、FIFAの判断にゆだねることになる。
クラブでは、サッカーの移籍問題に詳しい外国人弁護士に依頼する予定。ルール違反と判断
すれば、まずはカタールでの交渉を要請したアルサードに損害賠償を請求する。アルサードが
それを拒否した場合、FIFAに提訴する方針だ。三上強化部長は「FIFAに提訴するだけ
でもお金のかかる話。それがルール違反で勝算があるならば、弁護士と相談してしっかり対応
したい」と話す。
札幌は03年に練習を欠席、緊急帰国して退団したブラジル人MFベットに対し、FIFA
に提訴。結論が出るまで約2年かかったが、賠償金受け取りに成功した前例がある。今回は移
籍交渉でクラブ側の了承の下、ダビは現地入り。不在期間も6日間と短いだけに、判断は難し
いが、不満を抱えたままこの問題に終止符を打つことだけはしない。