08/09/19 13:48:48 iRlsJlN+O
「ふぅ…今日もつかれたなぁ」
そう呟いてゆかりはマンションのオートロックキーを開けた。
藤山ゆかりは地方都市で市議を務めている。
28才という若さに加えて、モデルのような美貌とプロポーションを持ち合わせた市議・ゆかりは歴代最多得票で当選を果たし、マスコミにも取り上げられ、おっかけができるほどの人気ぶりだった。
…しかし、旧態依然とした地方都市の政界では、ゆかりのような存在をよく思わない人物もいたのであった。
「今日は早めに寝ようっと」
ゆかりがマンションの自分の部屋のドアを開けながら呟いたそのときだった。
「!!?」
背後から、いままで受けたことの無い衝撃を感じたゆかりは、声を上げる間もなく、一瞬で気を失ってしまった。
「ふん。刺激的すぎたかな?」
スタンガンを持った男は、にやりと笑うとゆかりを抱えて部屋に入った。
つづく