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オリンピック熱もやや冷め始めた今日この頃。CM業界では、メダリストの争奪戦が続いている。1番人気は、アテネに続いて北京でも2冠を獲得した北島康介(25)だろう。
CM総合研究所の関根建男氏はこう説明する。
「時代の流れが速い現代で、4年間という時代の隔たりを乗り越えることは簡単ではない。彼はそこを越え、アテネの時より大人の品格が出てきた。
もう水着を着ていなくても『誰?』と言う人はいないでしょう。だから、ビシッとスーツを着て、車から降りてくるCMや、食卓を囲んでごはんを食べるCMなんていいと思う。
結果を出しているので、芸能人にはない説得力があります」
これからCM撮影に大忙しで、「何も言えねえ」状況になりそうだ。
メダルを逃したものの、ビジュアル面では人気のオグシオ(女子バドミントンの小椋久美子、潮田玲子)はどうだろう。関根氏はこう話す。
「ルックスは重要です。しかし、オグシオはあくまでオグシオに意味がある。潮田が引退を示唆している以上、消えていく可能性が高い。善戦したスエマエ(末綱聡子、前田美順)の方に依頼が増えると思います」
問題は野球日本代表監督の星野仙一(61)だ。ハウス食品は「ファイトカレープロジェクト」と題し、コーチ陣と共演。結果は惨敗だったが、新CMでは、星野と石川遼が共演するという。
「ハウス食品は50年以上の伝統があるから続けられるんだと思います。クレームを反響だととらえればCMにしても効果を狙えます。
星野監督が出るCMを見て嫌な気持ちになっても、それは気になっている証拠です。周囲がセンシティブなうちは大丈夫。無視される方が危険です。
『好きな芸能人』にランクインする人が、『嫌いな芸能人』にも入っていることがあるでしょう? それと同じです」(前出の関根氏)
大言壮語しながらメダルなし。日本のプロ野球を地に落とし、言い訳ばかりの星野監督に対する反発はいまだ根強い。何食わぬ顔で出てくるCMに、視聴者がどんな反応を示すか楽しみだ。
(日刊ゲンダイ2008年9月13日掲載)
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