09/05/05 16:03:27 T1wVRbGb
昭和55年のオールスター第2戦(川崎)。
3対1、パ・リーグ2点リードの最終回二死一塁で打席に岡田が、マウンドには
倉持明が立った。
ご存じのように、第1戦(西宮)では、岡田は史上初のルーキーMVPに輝いている。
しかも、いくら本拠地・川崎とはいってもロッテの無名のリリーフ投手とは
好対照、東京六大学から巨人と並ぶ名門球団に入ったゴールデンルーキーとでは、
人気も雲泥の差があり、『岡田同点2ラン』の期待の方が高くなるのも当然だった。
2球目、岡田は同点HR性の大ファール。超満員のファンはどよめいた。しかし、
マウンドの倉持は平然たるもの『あれは打ってもファールにしかならない』。
結局、倉持は岡田をカーブで見逃し三振に仕留め、希少なロッテファンの溜飲を下げた。
ロッテ前期優勝の立役者、堂々たるセーブであった。