09/01/03 10:03:32
コンタクトによる合併症予防には、定期的な検査と使用方法の確認、指導が必須です。
そのためには、販売前に必ず眼科医による診察を受け、誤ったレンズケアをしていないか、
最新の知識と情報で患者を指導してから処方箋を発行し、処方箋なしでの販売は禁止することが
必要です(アメリカではとっくに法制化)。そのためには当然ながら、処方箋発行の法制化が
必要なのですが、眼科医会では未だにコンタクト処方箋発行に反対する声が強く、
コンタクトレンズ処方箋法制化の議題が出かけては潰されています。
もっともらしい理屈をつけて反対されてますが、要するに本音は、処方箋を発行すれば
自分のクリニック(の附属販売店)で買わなくなるから利益が減る、というものです。
結局、眼科医会というのは眼科医の「利益共同体」であり、患者にもっとも良い医療をもとめたり
患者の利益を最優先する団体ではない、という事です。善悪ではなく、団体の性質からくる必然です。
日本コンタクトレンズ学会では、学術的な根拠からコンタクトレンズ処方箋の法制化を勧告していますが、
そんなわけで実現していません。日本コンタクトレンズ学会所属の眼科専門医なら、少しは信頼できるかと。
URLリンク(www.clgakkai.jp)