08/11/22 08:29:16
>>427
右目を遠くに合わせ、左目を近くに合わせる処方をすることがあるか、という意味ですか?
であれば、それはモノビジョンという処方方法で、老眼の人に対して行うことは珍しくありません。
逆に、若い人であれば、ピント合わせの力はちゃんとあるわけですから、両目がなるべく共同できるよう、
左右差がないように処方するのが基本です。
仮に、若い人に対してモノビジョン処方をしても、若い人は調節力がありますから、
遠くに合わせた方の目も、近くを見るとき働いてしまいます。遠くに合わせすぎた目で近くを見ようとすると、
過剰に近くを見る努力をすることになり、目の疲れや近視進行の原因となります。
近くを見るために度数を弱める必要があるほど、度を強くすること自体が間違い、ということになります。
まあ、ケースによっては、若い人相手でも、例外的にそのような処方をすることはあります。
基本的には、日常は目の負担が少ない弱めのレンズを使用するのが望ましいので、
週末や旅行時だけ強めのワンデーを使う、レンズの上から軽い近視のメガネを、必要時にかけたす、
などの方法を指導します。