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愛媛県警の仙波敏郎巡査部長（５９）が不正経理を内部告発をした直後に配置転換されたの
は見せしめと推認されるとして、県に１００万円の慰謝料の支払いを命じた高松高裁判決につい
て、県（県警）は６日、上告を断念する考えを明らかにした。仙波さんの勝訴が確定する。
この日開かれた県議会文教警察委員会で、県警の大塚泰博警務部長が「法律上認められる
適切な上告理由を見いだせず、断念せざるを得ない」と述べた。仙波さんは、県の上告断念に
ついて「配置転換が違法なのは明らかで、上告断念は当然だ。これを機会に県警は自らの裏金
問題についても明らかにするべきだ」と話している。
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