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【ブリュッセル=下田敏】欧州連合(EU)は23日に仏アヌシーで農相会合
を開き、中国製乳製品への監視を強化する方針を確認した。有害物質メラ
ミンの混入問題をふまえ、欧州食品安全機関(EFSA)を通じて中国製乳
製品がEU域内で流通していないかどうかを点検し、食の安全性を徹底す
る方針だ。
EUは2002年に安全管理などが不十分という理由で中国製乳製品の輸
入を禁止済み。だがメラミン問題を受け、欧州委員会のバシリウ委員(保
健担当)は「中国製のビスケットなどに牛乳が使われている恐れがある」と
指摘した。EU加盟国は中国製乳製品を使った食品への監視を厳しくする
ほか、通関管理でも各国が連携を強める方針で一致した。
さらに議長国フランスのバルニエ農業相は「輸入される食品の安全対策
を見直す必要がある」と語り、メラミン問題を機に輸入食品への規制を強
める考えを示した。(11:22)NIKKEINET
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