08/09/12 23:35:08 0
BSE(牛海綿状脳症)の病原体である異常プリオンが、外部から感染しなくても、遺伝子の
変異によって牛の体内で作られ、発症につながる例もあることが、米農務省国立動物病セン
ターなどの研究で分かった。
研究したユルゲン・リヒト現カンザス州立大教授は「BSEがないと言われているどの国でも
この病気は発生しうる」と指摘、専門誌プロス・パソジェンズに11日発表した。
遺伝性のBSEが見つかったのは、米アラバマ州で2006年に発症した当時約10歳の
雌牛。
牛肉の輸入再開をめぐる日米交渉が続く中、感染源が注目されたが、同省などの疫学
調査では手がかりがつかめなかった。同センターで遺伝子を解析した結果、異常プリオン
を作る変異が初めて見つかった。人間にも同じタイプの変異が知られ、遺伝性のクロイツ
フェルトヤコブ病(CJD)を引き起こすという。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)